【医学的にはまだ解明されていない!】偏頭痛の原因とは

偏頭痛と付き合っている人は、昨日・今日始まった人ではないでしょう。子供の頃から、学生の時からと、10代の頃から付き合っている人も多いと思います。

私も思い返せば10代半ばから、ほぼ人生の半分を偏頭痛と向き合って生活しています

そういう偏頭痛持ちの人は、何故私は偏頭痛持ちなのだろう?と思う事があると思います。偏頭痛の原因、これは

まだ医学的に、はっきりと解明されていないのが現状です

偏頭痛といえば日本人の10パーセント弱が悩んでいるといわれている病気で、症例も多いはずなのですが、それだけ難しい病気なのでしょう。

その中でも、三叉神経血管説が有力だと考えられてきています。これは、三叉神経が何らかの刺激を受ける事で末端から出る痛み物質が影響して血管が拡張すると言われています。

しかしこれも、やはりどの種類の刺激なのかは未だに不明です。

それと関係して、偏頭痛は

ストレスが原因、ホルモンの関係

とも言われています。ホルモンの関係からくる偏頭痛は女性の悩みで、生理前後は特に精神的にも不安定ですが頭痛にも悩まされる辛い時期です。

過労やアルコールの摂り過ぎ、寝不足や寝過ぎ、肉体的・精神的ストレス、過労から解放された時など原因は様々ですが、この原因により起こる頭痛は全て偏頭痛です。

よくある話ですが、緊張して生活している平日は全く偏頭痛はないのに、休日に緊張の糸が緩むと同時に偏頭痛で寝込むというケースがよくあります。

偏頭痛では、こめかみ付近がズキンズキンと脈打つように痛くなる事が多いですが、こめかみ付近には椎骨動脈・外頸動脈・内頸動脈・総頸動脈

色々な血管が集中している箇所

なのです。これが、偏頭痛の原因と大きく関係しています。

セトロニン・ノルアドレナリン・ドーパミンは三代神経伝達物質ですが、その中の抗うつ作用を持っていると言われるセトロニンは血管が収縮すると外に出され、収縮していた血管が広がり周囲の神経に触れる事で痛みが起こるのです。

寒い時期に外から帰り暖かい自宅に帰ると頭痛が発生するのも、急激な温度変化からくる偏頭痛と言えます。

日常生活もままならないほど苦しい症状に悩まされる事もある偏頭痛、医学的にはまだ解明されていないのですが、自分なりに、

どういった状況でなりやすいのか?

自分の原因を突き止め警戒する事が大切です。

刺激を受ける原因

そもそも痛みの原因が三叉神経を刺激する説が最も有力だとしても、

そうなる原因が分からなくては意味がありません

そしてその原因は実に様々なものが考えられています。生活環境、食物、化学物質、伝染など幅広いものが原因と考えられています。

睡眠パターンのせいだとか喫煙、飲酒のせいだとか月経周期などの変動、ホルモンによるもの、ストレスによるものなどなど・・・。匂いや光、音などもその原因ではないかとすら言われています

また、食べ物でもチラミンを含む食品と食べると起しやすくなる、グルタミン酸ナトリウムを含む食品を口にすると偏頭痛になる、ナッツ類、アボカド、ニンニクなどを食べると偏頭痛になってしまうといった原因も考えられています。

これだけ原因の種類に千差万別だと自分の偏頭痛の原因を特定するのは困難です。しかし、原因が分からなければ対処の仕様がありませんし一刻も早く自分が偏頭痛になる要素を突き止める必要があります。

厄介な事に量の問題もあります。一定量を超えると偏頭痛になるというのなら少量なら構いません。

つまり原因から外れてしまうのです。また、2つ以上の原因が重なった時に起こるのであれば片方だけなら原因にはなりません。

偏頭痛の原因の

可能性のあるパターンは無数にある

という事になります。ですから10人に1人といわれる偏頭痛持ちで自分がどのようなタイミングで偏頭痛になるのかを把握できている人はほとんどいないと思います。

だからこそどう対処してよいのかを分からず痛みを何度も経験することになっているのです。

分からなくても原因はある!

これをすれば偏頭痛になるというものが分かっていない以上、あなた自身の偏頭痛をしっかりと復習しておく必要があります。

24時間365日痛み続けているのでなければ、なんらかの原因があって痛みが発生しています。つまりその原因が分かれば偏頭痛の症状が現れないように対処することが出来ます

偏頭痛の症状が現れる原因としていくつか挙げられていますので、自身が

偏頭痛になった時の前に何があったのかをメモ

しておくと自分が偏頭痛になりやすい時期や行動を把握することが出来るかもしれません。最低限、2,3日前からの状況を思い出し項目を上げてみたいと思います。

偏頭痛は女性に多いという事なので女性の場合には月経の周期に関連しているかもしれません

あなたが偏頭痛になるタイミングと月経の周期に共通点はありませんか?また、睡眠も重要で睡眠不足や睡眠過多などの後に偏頭痛が起こってはいませんか?

そして食事もチェックしておきたいものです。食事が偏頭痛を誘発するとも言われておりますので食べたり飲んだりしたものも一度思い出してみたほうが良いかもしれません。

毎回、同じような食事の後に偏頭痛になっているのならその食品が誘発しているかもしれないと避けることが出来ます。

また、季節や環境などにも影響されているとも言われていますので自分が偏頭痛になりやすい時期や環境も確認しておきましょう。とにかく偏頭痛になる原因を突き止めなければ対処することが出来ません。偏頭痛になった経験を次に活かすためには

どのような状況の時になるのかを調べる

ことが重要です。

ストレスからくる偏頭痛

偏頭痛には様々な種類がありますが「緊張型頭痛」という偏頭痛は、

身体的・肉体的ストレスからくる

と言われています。

例えば、合わない枕を使用する、無理に目を使い集中する、無理な姿勢を続ける、このような事が続くと、目や肩などに負担をかけ、それがストレスとなり頭痛が起きます。

精神的ストレスからくる場合は、悩みがあると自律神経が機能しなくなる事から、疲れが溜まり偏頭痛を訴える人がいます。これは性格にも反映され、几帳面な人や、抱え込む人、その中でも特に女性がなりやすい偏頭痛です。

ストレスから偏頭痛がきている場合は、偏頭痛だけではなく、胃痛や肩凝り、便秘などにも悩まされる場合があります。

ストレス程度で偏頭痛が起こるのか?

と思う人もいるかもしれませんが、ストレスは偏頭痛の有力な誘因になる事は間違いありません

仕事の日は偏頭痛にならないのに、休みの日になると偏頭痛に襲われるといった事がよくありますが、これは、緊張から解放された時に偏頭痛が起きているのです。

同じ緊張型頭痛でも、パソコン作業などで同じ姿勢を取り続けた事からくる偏頭痛もあれば、うつ病など精神的な面から来る偏頭痛もあります。偏頭痛が起きないようにするには、

ストレスを溜めない事が大切

なので、休日だからといってダラダラと遅くまで寝ない、平日と同じような時間帯に起きてリフレッシュをする事が肝心です。

頭が重いなと思ったら、ストレッチや軽い体操をして、体をほぐすようにしましょう。

精神的なケアは、病院では治療が難しいものなので、ストレスの原因と向き合って解決策を考えてみる、自分自身で生活を振り返ってみる事も、偏頭痛を治すためのポイントとなるでしょう。

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