自分の偏頭痛を見極める

偏頭痛には種類があり、予防の仕方、処置の仕方も変わってきます。まずは

自分がどのタイプの頭痛なのか

を知っておく必要があります。一般的な偏頭痛は、頭の横、片側または両側がズキンズキンと痛みます。月に1~2回発作的に起こり、脈打つような痛みがひどくなると吐き気を伴います。

特徴としては20代から40代の女性に多くみられます。緊張型頭痛は頭全体が締め付けられるような痛みが特徴で、患者数は日本だけでも数千万人と言われるほどメジャーな頭痛です。

様々な頭痛

単純に緊張からきている頭痛ではなく、最近では中枢神経が過敏に反応していることが原因で痛みを生じているのではないかと言われています。

緊張型頭痛は、頭痛と共にめまいや肩こりを感じることも多く、市販の頭痛薬で改善し休息を取ることで緩和することが出来ます。

群発頭痛は他の頭痛と比べると頭痛の回数が多いことが特徴で、1日に数回、群発期は数ヶ月続きます。男性に多く、高身長で飲酒を行う人が多いということです。心配ない慢性頭痛でも改善するために病院に行く事をおすすめします。

このような機能性頭痛のほかにも、臓器や器官の異常からくる頭痛もあり、症候性頭痛は命の危険もあるので、心配な場合は血管の異常や腫瘍をチェックする頭部CT、磁力で頭部の血管を縦横斜めから断層写真で診断する頭部MRIで調べましょう。

たかが偏頭痛と思っていても今後生命に関わる二次性頭痛が起こるかもしれません。未来の自分のために、一度頭痛外来で相談してみてはいかがでしょうか。

こめかみからくる頭痛

偏頭痛と一言で言っても、痛くなる部分や症状は様々で人それぞれです。

こめかみが痛くなる頭痛

は、偏頭痛の中でもよくある頭痛の一種で、慢性的な偏頭痛持ちの人に多いと言えます。特に、成人女性がなりやすく、成人女性の1割以上が、このタイプの偏頭痛に苦しんでいるというデータもあります。

この偏頭痛は、遺伝しやすい偏頭痛なので、母親が偏頭痛の場合、娘も同じ内容の偏頭痛を持っている可能性も多いです。

こめかみの痛みに加えて、目のまわりの痛み、そして頭全体までも痛くなってしまうケースもあるほど辛い偏頭痛です。

寝込んでしまい、日常生活に支障が出る症状の場合は、エストロゲンや女性ホルモンが関係する偏頭痛の可能性があります。

ただ、偏頭痛だと思っていたら、偏頭痛ではない頭痛だという事も考えられます。痛みの部分が脈打つようにドクンドクン・ズキンズキンなどという痛みであれば、それは偏頭痛でしょう。

しかし、頭が重くこめかみがズキズキするような痛みに加えて、悩みやストレスがあり落ち込みが激しい時、痛みに襲われる時はいつも精神的に辛い時に限るというのであれば、それは偏頭痛ではなく、うつ病かもしれません
【関連サイト】 うつ病は治る病気!接し方を学んで克服しよう

リラックスを心掛けて生活し、心療内科に相談すると良いでしょう。こめかみの痛みだけではなく、鼻や目にも何らかの症状が出ている場合は副鼻腔炎や緑内障といった病気の可能性もあります。

鼻水や鼻ずまりが気になったり、かすみ目などにも悩んでいる場合は、早めに病院を受診するようにしましょう。

寒気を伴う頭痛、偏頭痛の見分け方

偏頭痛の症状の一つとして、頭痛と共に表れる症状、

それは寒気です

多くの人が頭痛と寒気を同時に感じますが、寒気を感じるという事はきっと風邪だろうと、風邪の初期症状と思いこんでしまう事があります

頭痛と寒気を同時に感じたら、まずは偏頭痛を疑ってみてください。偏頭痛ではないかと思った場合でも、偏頭痛とその他の病気として見極めるポイントがあります。

頭痛と寒気が何日も続くような場合は違う病気かもしれません。偏頭痛は、頭痛と寒気の症状がそこまで長く続く病気ではないので、その場合は他の病気の可能性が高いでしょう。

頭痛と寒気の他に、発熱や関節痛などがあった場合は、偏頭痛の症状というよりも他の病気が隠れているのかもしれません

偏頭痛からくる症状で寒気がある場合は、風邪からくる「頭痛」や「寒気」ではないので、風邪薬を服用しても治りません

風邪薬の症状に「頭痛」や「寒気」などと書いてあり、今の自分の症状にピッタリだと感じるかもしれませんが、偏頭痛のために作られている薬ではないので気を付けましょう。

偏頭痛からくる寒気は、基本的に偏頭痛の前兆・予兆です。偏頭痛持ちの人は、寒気と共に来る頭痛を感じると、偏頭痛がきた、とすぐに気付く事でしょう。

だいたい偏頭痛に苦しむ30分前あたりから偏頭痛の人はこの前兆に襲われるので、寒気がした後に頭痛が少しずつ酷くなっていくという場合は、偏頭痛の可能性が高いと思っても良いかもしれません。

偏頭痛は慢性的な病気なので、我慢せずに専門医に相談するのが良いでしょう。

めまいと偏頭痛が同時に起こる病気

偏頭痛持ちの人が頭痛時にめまいを感じた場合今日はたまたま偏頭痛と一緒にめまいまで感じてしまったと感じるかもしれません

そして、よくめまいを起こす人の場合でも同じで、めまいの時に偏頭痛が起きると、めまい以外の症状まで出てきたと思うだけで片付けてしまっているのではないでしょうか。

めまいの種類も様々で、ぐるぐる回っているように感じるめまいや、ギラギラと感じるめまい、気が遠くなっていきそうなめまいなどがあります。

偏頭痛とめまい、その症状が一度に起きる場合、それは

単に偏頭痛、めまいといった症状ではないかもしれません

もしかしたら、メニエール病という病気の可能性があります。メニエール病は、偏頭痛やめまい、耳なり、そこから吐き気や嘔吐なども伴う病気です。

若い女性がなりやすい病気としても有名ですが、30代から60代に多く、女性患者は男性患者の1.5倍というデータがあります。

病気の初期段階は、横になって休むと良くなって症状が治まる程度なので、病院には行かずに放置しておく人が多いですが、この病気は、症状を繰り返す毎に悪化していき治療するのも大変になってくるので、早めに病院を受診するようにしましょう

治療法としては、メニエール病の薬というものがないので、症状一つ一つに合わせて、偏頭痛には偏頭痛に効くトリプタンの薬を、めまいには抗めまい薬を服用するという治療になります。

薬も飲めない状態の場合は、点滴を行い安静にします。

メニエール病は、

主にストレスや睡眠不足からくるものが多い

ので、薬によって症状をなくし安心感を感じながら、自分の生活を改善していくという治療法になります。専門医に相談する事で、今は効果的な薬があるので、治す事が出来るでしょう

メニエール病ではなくても、強いストレスを感じた時に偏頭痛とめまいが一度に襲ってくる、といった症状もあります

ストレスから体内の血行が悪くなり、偏頭痛のほかにめまいまで起こしてしまうのです。この場合は、強いストレスになっている原因を排除してリラックスしながら精神的負担を与えない事が重要です。

今挙げた、どちらの病気も、ストレスから偏頭痛とめまいがくる病気です。

気晴らしがなくイライラする人がなりやすい病気なので、薬だけに頼るのではなく、生活習慣を見直しながら、自分の気持ちと向き合い根本的なストレスの原因を探し、それをなくするためにはどうすれば良いかを導きだしましょう

ストレスを貯めずにいかに生活が出来るかを考える必要があるかもしれません。

 

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です